2023-06-26
皆様こんにちは。私は一般社団法人飯塚青年会議所2023年度ビジョナリーシティ会議の議長の職をお預かりしております、伊藤哲(いとうさとし)と申します。
本年度、当会議所では飯塚市・嘉麻市・桂川町の明るい未来のため、まちのステークホルダー22名の方々と共にまちの5カ年ビジョンの策定を行っております。
全国のまちには様々なビジョンがあります。教育・子育て・高齢者・インフラ・都市開発・商店街振興・ショッピングモール・企業誘致など、このまちをより良い未来にするためには、このまちの明るい未来とは何だろう?を、まちづくりの活動をしたりまちの発展に影響を与える人たち(ステークホルダー)が真剣に議論を重ねていると思います。
同じビジョンを持つ事が出来れば、まち全体で同じ活動や運動を行う事ができ、このまちのより良い発展に繋がると信じています。
「ビジョンとは何でしょうか?」
私は北極星のようなものだと思っています。北極星は私たちに常に北の方角を示し、一番強く光輝いています。もしも夜道で道に迷ったり、海原で遭難した時でも、私たちは北極星を頼りに東西南北の方角へ進む事ができます。ビジョンも同じようなものだと思っています。ビジョンは北極星のように方向性を指し示し、一番強く光り輝いているものだと思います。 この急速に発展する情報化社会の中、この方向性をしめしてくれるビジョンがある事により、進むべき道のりが分かります。どんなまちづくりをしたら良いのか。未来にどんなまちであって欲しいのか。これらをまちの方々と一緒に考え、皆が「そんな未来いいよね!」と思えるビジョンこそ、強く光り輝く事ができる北極星のようなビジョンになるのではないかと思っています。
「まちにとってビジョンは必要でしょうか?」
まちのビジョンがあった方が良いと思う方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
「まちのビジョンなんていらないんじゃない。」と思われた方もいるかと思います。
では質問を変え、未来の子供達にどんなまちを残していきましょうか。私たち現代の大人が、未来の子供達にどんな未来を残して上げれるのでしょうか。未来の子供達のために、明るい豊かな社会を残してあげる必要はないでしょうか。そのために、私たちは今何をやるべきでしょうか。それは、未来の子供達の明るい未来を描き、それを実現するためのまちのビジョンが必要だと思っています。そのビジョンに向かって、私たち大人が今からまちづくりを行う事は、未来の子供達に明るい豊かな社会を残して上げれる事に繋がると思います。
あなたのまちに置き換えて考えてみてください。10年後のまちのビジョンについて考えてください!と言われても、あまりピンときませんよね。質問を変えますが、10年後のあなたのまちの未来を想像したとき、あなたのまちに増えていて欲しいものは何ですか?残っていて欲しいものは何ですか?減っていて欲しいものは何ですか?「こども達の教育が発達していて欲しい!このお祭りは残っていて欲しいな!たまに起こる災害は減っていて欲しいな。」など、増えて欲しいもの、残って欲しいもの、減って欲しいものであれば、私たちも考える事が出来ると思います。この意見がビジョンをつくるための材料になっていきます。
このような問いを繰り返し、ワークショップや議論を通じて、私たちはまちのビジョン策定を実施しております。まちのステークホルダーの方々と一緒に、このまちのビジョンを真剣に話し合っています。
まちのビジョンを策定し、まち全体で同じビジョンに向かって活動や運動を行っていく事が、遠回りせず最短距離で明るい豊かな社会の実現に近づくと考えています。
今後も私たちの活動や運動を報告していきます。今後とも当会議所の活動や運動に、ご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。